日産キャラバン(NV350)ベースのバンコン『Glacier』(氷河)


弊社の移動式オフィス(笑)第1号であるGlacierをご紹介します。

何年探し回っただろうか。

2022年の年明け早々、キャンピングカーを扱っている中古車やさん(筑波)に出向いた。毎年2月頃に幕張で開催されるキャンピングカーフェスティバルを巡ったりなんだりでキャンピングカーを物色するという旅もそろそろ5年??(笑)というスパンに及んでいたと思うが、根気よく探していてとうとう見つけた。

コロナになる前からキャンピングカーを探すということはしていたが、2020年の夏からコロナ禍でほぼ完全なリモートワークにシフトしてから1年半。最初の数週間は良かったものの(通勤の必要無し、監視の目なし(笑)、自宅の広々としたデュアルモニターで作業できるわ、等々で本当に理想的な仕事環境を手に入れたと喜んでいた)、だんだんと逆に気分が塞ぎ込んで行った。

『僕、定年までこの自分の部屋で仕事するのかな?となると、定年が70歳くらいになるとしてあと30年とかここでずっと仕事??』と。

どうやら、人間の脳みそはいまだ、サバンナで狩猟生活を営んでいた2万年前くらいのところからあまり変化していないようで、景色が変わるという環境の変化がある程度ないと、色々と問題が起きてくるらしい。

幸い、会社はさっさと就業規則を変更して「自宅が仕事場」という形になり、出社は出張扱いの「たまーに発生するイベント」となった。インターネットに繋ぐことができ、会社から貸与されたノートPCが使える場所であれば、どこで仕事をしていようと咎められることはなくなった。

となれば、キャンピングカーで全国の道の駅を津々浦々めぐりながら仕事をするという、予定通りだったならば定年後の余生で楽しめたかもしれないイベントを現役時代に持ってきて楽しんでしまおうと考えた。そんなわけで、『自分用の移動式オフィス』としてのキャンピングカーを探し始めていた。

僕と弟が二人で社内で作業できる環境が手に入れば理想だったので、あまり造作はなくシンプルで、「机が2つ」「大人二人が寝泊まり可能」そんな条件でずっと探していた。

理想的な内装

中古で見つけたこいつ、Glacierは、7年おちの車両だが走行距離は1.6万kmと1つ前のオーナーさんはほとんど乗らなかったのかと思うくらいに走行していなかった。

車体後部に広めの空間があり、上記のような机が備わっている。前から2列目の座席を倒すとフルフラットになり、そこに座卓と座椅子を置くと一人分の作業スペースになる。完璧だった。

中古だが安くはない、しかしアルファードとかヴェルファイヤといったゴツ顔のバンを新車で買うのと比べると安い。Glacierの中古はそんな感じの税込みのお値段だった。社用車として購入する事に決めた。


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